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2006-12-23 Sat 20:28
<これまでのあらすじ>
今から5年前、主人公トムのママは雪山で亡くなったのですが、まだ幼いトムはその現実を受け入れられずにいました。トムはパパに連れられて、山のふもとで暮らすおじいちゃんの家にやってきます。しかし、パパはその日のうちに帰ってしまい、おじいちゃんとトムの二人の生活が始まります。村人のロベールが、足首から切断された人間の足、を持っていて、ロベールの甥っ子ブノワは、トムのママの足ではないかと思っていたようですが、それはかつて山に不時着した飛行機から見つかったものでした。ママがどこかで生きていると信じるトムは、ママを探しだすべく、さまざまな騒動を引き起こします……。 馬小屋で眠ってしまったトム。夢を見ているようです。トムは、暗闇の中を歩いていくうちに、青白い氷の世界にたどり着きます。向こうに、踊っている女性の姿が見えます。 トム:Maman? ママ?、とトム。踊っている女性は、どうやらトムのママのようです。ママは踊り続けたまま、何も答えようとはしません。 トム:C'est toi? ママなの?、とトム。近づこうとするのだけれど、雪で滑って、トムは思うように進めません。ママの姿は少しずつ薄くなって、消えてしまいます。 トム:Non, maman!Attends-moi! だめだよ、ママ、待って!、とトム。Maman、と叫びながら、ママの姿を探します。そのとき、目が覚めて、飛び起きたトム。夢だったと気づいて、馬小屋のわらの上に倒れこみます。
バレンタインデーのプレゼントで、トムからブレスレットをもらった先生(参照 18)。腕時計の修理のついでに、そのブレスレットも持っていったようです。 先生:Tenez, je voudrais un fermoir. C'est de la pacotille, mais... 留め金をつけてほしいんです、安物だけど……、と先生。fermoirは「留め金」、pacotilleは「安物、粗悪品」の意味。 時計屋:Pacotille?C'est de la belle ouvrage!Très ancien. 安物?すばらしいものですよ、年代物ですね、と時計屋さん。ouvrageは「作品、細工」の意味。 先生:Ah bon? あら、そう?、と先生。 時計屋:C'est pas fait en Europe. Regardez, ce sont des rubis. Une vraie fortune!Il doit être très amoureux... Un vrai prince!Il a peut-être deux ou trois femmes. これはヨーロッパのものじゃないですね、見て、ルビーですよ、本物の財産だ!あなたのことを、とても愛しているに違いない……本物の王子様ですよ!二人か、三人の奥さんがいるかもしれませんね。 先生:Ne vous inquiétez pas, petit, le prince. 心配しないで、とても小さいのよ、その王子様は、と先生。
その日、トムの学校では野外学習を行っているようです。先生がトムを呼び寄せました。 先生:Viens. J'ai à te parler. 来て、私はあなたに話があるの、と先生。 トム:J'ai rien fait. 僕、何もしてないよ、とトム。 先生:T'as une chose à te reprocher?C'est quoi, ça? あなたはやましいことでもあるの?これは何?、と先生。もらったブレスレットを見せながら、先生はトムに尋ねます。 トム:C'est à ma mère. Vous aimez pas? それは僕のママのだよ、気にいらなかったの?、とトム。先生の手からブレスレットを取り上げます。 先生:Si. Mais ça a beaucoup de valeur. Un jour, tu le donneras à ta femme. そうじゃないけど、それはとても価値のあるものよ、いつか、あなたが奥さんになる人にあげるといいわ、と先生。 トム:Je veux pas me marier. 僕、結婚はしたくないよ、とトム。 先生:Ils disent tous ça. 男はみんなそう言うのよ、と先生。 ランキングを励みにがんばっていますー♪ 応援クリックをぽちっとお願いします。 ![]() おじいちゃんをぽちっとね。 |

